ここは大阪府大阪市鶴見区にある花博記念公園鶴見緑地。通称、鶴見緑地(つるみりょくち)になります。
この鶴見緑地には世界各国の庭園がある山のエリア(国際庭園)というエリアが存在します。小さな世界庭園の集まりなので、僕は山のエリアのことを「ミニ世界庭園」と呼んでいる。かなり珍妙でレトロ感溢れる庭園が多数でございます。
2018年の末頃に日本各地を襲った超大型台風によって、壊滅的な被害を受けた山のエリア。実は2019年の初頭にも訪れたのですが、当時はまだ復旧していない場所が多くて、山のエリアの西側は立ち入り禁止になってました。しかし2020年1月に、久しぶりに山のエリアを訪れてみると、ほぼ全域が復旧していたので、前回探訪できなかった西側を歩いてみました。なので今回、一部だけ紹介しときます。
(撮影日 2020年1月)
- 山のエリア(国際庭園)の西側
- ハワイ州
- ブラジル
- イスラエル
- サンフランシスコ
- ニュージーランド
- フィリピン
- スリランカ
- ネパール
- インドネシア
- タイ
- メキシコ
- モロッコ
- 鶴見緑地 山のエリア西側 まとめ
- 山のエリア 基本情報
- 『花博記念公園 鶴見緑地』の場所
山のエリア(国際庭園)の西側
鶴見緑地の山のエリアのマップです。2019年初頭に訪れたのは、このマップの右側半分(東側)です。そして今回探訪するのは赤い線で囲っている部分・・・・・・西側半分になります。
いつの間にか大型台風からの復旧作業が終わっていたので、立ち入り禁止が解除されていました。復旧作業に携わってくださった方々に感謝感謝です。ありがとうございました。
ちなみに前回、2019年初頭に訪れたときの記事はコチラになります↓
前回の記事では、山のエリアの東側を探訪してます。興味がある方は、ぜひお読みくださいね。
山のエリアの各庭園には、その国の代表的な植物が植えられてますので、それも見どころでございます。
ハワイ州
ハワイ州庭園
まず初めのミニ世界庭園はハワイ州です。
ハワイと言えばビーチ。なので海をイメージした庭園となっているのだと思う。ヤシの木が大量に生えていて、床には魚の絵が描かれているぞ。
ブラジル
ブラジル庭園
ブラジル庭園は全体的にゴツゴツとした庭園でした。3枚目の写真の謎のコンクリート壁では、子供がサッカーボールを蹴って練習してました。もしかしたらサッカー大国ブラジルってことで、サッカー練習用の壁なのかもしれませんな。
あと、この庭園はブラジル国民の方々がプレゼントしてくれたらしいです。こういうのって嬉しいです。ブラジルの皆様、ありがとうございます。
イスラエル
イスラエル庭園
まるで遺跡を思わせるような、神々しい庭園。床にはモザイクの絵になっている。すごく精細に石が埋められているモザイクは、独特な雰囲気を醸し出す見事なアートでした。
サンフランシスコ
サンフランシスコ庭園
コンクリートの枯れた川がある庭園ですね。サンフランシスコの何をモデルにしたのかは知らないが、この変わった形の川に水が流れる様子も見てみたかった。
ちなみに鶴見緑地のいたるところでは老朽化が深刻化しているので、こういった廃墟っぽい雰囲気の場所は結構あります。これはこれで魅力のひとつ。
ニュージーランド
ニュージーランド庭園
なんだか想像とは違う。ニュージーランドって、もっと山とか高原が広がる国ってイメージがあったのは僕だけじゃないはず。
あと、なにげに人の顔の壁がリアルで怖い。
フィリピン
フィリピン庭園
三角形の屋根の東屋があって、その横には枯れた池がある。
温かい国をイメージさせる植物もある。赤い実がカワイイな・・・・・・これ食えるのかな・・・。
スリランカ
スリランカ庭園
めちゃくちゃ背の高いヤシの木が中央に生えている。白い半円状のベンチがあり、これまた枯れ果てた噴水?みたいなのがありました。長期にわたり放置された水が、緑色に濁ってしまっているぞ。うす黒く汚れた様子が逆に映える。
ネパール
ネパール庭園
個人的には、このネパール庭園が一番クオリティが高いように思えた。
みるからに老朽化が進んでいる建築物ですが、赤茶色のレンガで統一された感じがカッコイイです。
あちこちに立てられている石の彫刻がかなり細かいし、劣化ぐあいもイイ味だしてます。ネパールっぽさ全開な庭園でした。ちょっとネパールに行きたくなった。
インドネシア
インドネシア庭園
長い川があるが、やはり枯れていた。しかし池は水があったぞ。そして暖かい国だけにヤシ科の植物が生えている。さいきんのインドネシアはだいぶ発展してきているっぽいので、こういった自然溢れる光景も少なくなってきているんじゃなかろうか。いまでは日本の工場や企業が、たいへんお世話になってます。
タイ
サラ・タイ(休憩所)
これはタイの休憩所らしい。現在は立ち入り禁止となっている。たぶん2018年の台風の影響で、どこか破損しているものと思われる。
平成19年に日・タイ修好120年を記念して、タイ政府のご好意により「サラ・タイ」が修復されました・・・・・・と看板に書いてた。つまりは以前にも老朽化か何かで破損状態にあったのだろう。せっかくタイ政府が修復してくれたのに、なんだか申し訳ない気分になっちゃうな。でもタイの皆様、前回の修復ありがとう。
メキシコ
メキシコ庭園
メキシコだけは温室になっていた。たぶんメキシコの植物が特殊な環境下でしか育たないためだと思われる。温室の中には小さな池と、謎の顔の石像があり、草木が生い茂っていたぞ。
ちなみに7枚目の写真の巨大な植物は、大きさが1mくらいあったぞ。アオノリュウゼツランと言って、30年に一度しか花が咲かないらしい。もし花が咲いているところを見れたら超ラッキーですよ。
モロッコ
モロッコ庭園
ひとまず当記事ではこれが最後です。モロッコ庭園の中央には白い噴水があり、その横の壁はカラフルなモザイクタイルがある。かなり老朽化が進んで、ところどころ欠けていたり、カビが生えてしまっているが、元々は煌びやかな庭園であったことは違いない。
鶴見緑地 山のエリア西側 まとめ
当記事でご紹介したのは、山のエリア西側の一角になります。隅々まで探索するとまだまだ見どころはありますが、続きはまた近日中に別記事にてご紹介しようかと思います。
(※追記:後日、続きの記事を公開しました。よければお読みくださいね)
続きの記事↓
台風での破損が復旧しきれていない場所もまだ少しだけあります。また、建物の老朽化で立ち入り禁止になっている場所もたくさんありました。やや薄暗い感じの庭園が多いが、カメラ片手に撮影を楽しむ方々も多く訪れていて、全体的にはまだ活気はあるほうじゃないかと思いました。いろんなミニ世界庭園が見れて、散歩も捗ると思います。
もし鶴見緑地へ訪れた際は、山のエリアに寄ってみてはいかがでしょう。
山のエリア 基本情報
開園時間
4月~10月 9:00~17:00
11月~3月 9:00~16:30
入園料
無料