こんにちは。シマです。 兵庫県神戸市のとある歩道にの端っこのほうに、謎の古い線路があるのをご存知でしょうか。
三ノ宮から国道2号線を東に進んだところにメガドンキホーテがあるのですが、その裏手の歩道橋を上った道にあります。
春になると桜が咲き誇るこの歩道ですが、これはいったいなんの線路なんだって話ですね。 答えはここを進んだ先にあります。
臨港線というらしい。 なんか説明がかいてあるので読んでみましょう。
臨港線
近代において、船舶は最も優れた大量輸送機関で、港で陸揚げされた貨物を内陸へと運ぶには、鉄道が重要な役割を果たしていました。大規模な港では港湾施設の1部とも言える存在で、これが各地の港に敷設された「臨港鉄道」です。 1869(慶応4)年に開港した神戸港は、大型汽船は沖泊まりで艀(はしけ)による荷揚げが行われていました。1907年(明治40年)にようやく東海道本線に貨物駅として灘駅(現在の灘駅より東側にありました)ができ、ここから分岐した小野浜駅で、貨物の取り扱いを始めました。 その後、神戸港の整備が進み、1922年(大正11年)には四本の突堤が完成し、小野浜駅かたそれぞれに引込線が延長され、その後神戸港駅(現神戸震災復興記念公園)と改称し、市民の交通手段にもなりました。 大正から昭和時代に最盛期を迎えましたが、時代は鉄道からトラック輸送へと移行し、神戸の近代化に大きく寄与した臨港線も、2003年(平成15年)にはすべて廃止されました。 市道・臨港線は鉄道の廃止後、鉄道竣工から100年の歴史を感じつつ、誰もが健康づくりを楽しみながら、歩くことができる桜並木として生まれかわりました。 平成21年10月 神戸市
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・・・とのことです。 説明によると、1907年から2003年まで活躍してくれていたということらしい。 ご覧のとおり、いまは桜の木が植えられている歩道になっているわけですが、元々は線路が通っていて、これはその一部分の線路ということになるようですね。 つまり、僕はいま線路の上を歩いているということですね。
たしかにこの道は歩道橋をのぼらないとたどり着けないくらい高い位置にありますからね。 昔は路線だったということも頷けます。
・・・・・・・・・ とにかく約100年の歴史があるということなので、今日は『臨港線』を紹介させてもらいました。
ぜひ興味のある方は、三ノ宮へ観光に行ったついでにでも寄ってみてはいかがでしょうか。
春になると桜が咲いて、非常に美しい景色になりますので、行くなら春がオススメです。
ほんじゃあ僕はこのへんで失礼します。 さようなら~またなっ!!
臨港線の地図はここに貼っときますね。
(※阪神電鉄・春日野道駅よこの歩道橋をあがったところにあります。MEGAドンキホーテの横のあたりですが、少しわかりにくい場所なので注意してください!)