ここは大阪府大阪市西成区。あいりん地区やら釜ヶ崎などと呼ばれている萩之茶屋。日雇い労働者の方々が多く集まる町です。
ちょうど西成警察署のスグ横西側に隣接するかたちで、萩之茶屋中公園という炊き出しなどが行われる場所がある。四角い敷地なので、四角公園とも呼ばれてる。
昔からこの近辺では暴動が頻発しているらしいが、さいきんはわりと落ち着いているそうな。
某日、萩之茶屋を散策をしたついでに四角公園に立ち寄り、様子を見てきました。
(訪問日 2019年3月)
萩之茶屋中公園 四角公園(南側)で炊き出し
四角公園の南側の様子。主に南側が炊き出しの場となっているのか、この日は男性一人(写真左奥、緑の服の方)が一生懸命大きな鍋を炊いて、現地の方々に配っていました。
公園らしさは全くなく、大人のたまり場となっているのが現状でした。ギャンブルの話で盛り上がる男性陣もいるが、黙々と飯を食べる方々が大半といったところ。
萩之茶屋中公園 四角公園(北側)に残る廃遊具と住居
四角公園の北側の様子。小さな公園ですが、ちょうど敷地の中央に防球フェンスが設けられていた名残があった。現在では炊き出しの場となっている四角公園も、設計当初は小さなお子さんも楽しく遊べるように配慮していたのでしょう。
錆びついて使いものにならなくなった廃遊具たち。滑り台は雑貨置き場と化している。遊具を生活空間の一部にするってのは、なかなか斬新な発想だと思う。
ジャングルジムも錆びつき廃遊具化している。ジャングルジムの上に板を設置することによって、まるで棚のようにモノを置くことに成功している。長い月日が、娯楽性よりも実用性を重視した遊具へと変化させたのだろう。
公園内にはブルーシートの住宅跡がある。お隣が警察署という立地条件にもかかわらず不法占拠するという図太い精神は尊敬に値する。こういう生き様を見せられると、さすがに色々考えさせられるな・・・。
正直、現時点では萩之茶屋中公園では小さなお子さんを遊ばすのはよろしくない・・・というより、そもそも遊ぶ遊具が無いのでオススメはできない。少しずつこの地も良くなっていくといいな。
お酒の自販機が多い
四角公園のすぐお隣の西成警察署。暴動の抑止力の要である西成警察署の正門前には常に2人の警察官が立っていた。
萩之茶屋中公園こと四角公園を後にし、あたりを少し散策。
この周辺にはあいかわらずお酒の自販機が多い。近くの酒自販機に行ってみた。
さいきんは外国人観光客が格安ホテルを求めて訪れることが多い萩之茶屋。お酒の種類が豊富なのは観光客にとっても嬉しいことなのでは。
自販機によっては出処不明の激安酒とかもあったりしますが、おなじみの大手メーカーの商品がほとんどでした。酒の肴も自販機で売ってたりする。
お酒を全然飲まない自分は、とりあえず「焼きめざし」(120円)を買ってみました。日本酒のビンに入っているところが渋い。家に帰り、炙って食ったけど、まあまあ旨かった。
以上、焼きめざしの食レポ記事でした。