土塔町公園(どとうちょうこうえん)
大阪府堺市中区土塔町。土塔町公園ってところにやってきました。
普通の住宅街のど真ん中にある広々とした公園なのですが、なぜか敷地内には『大野寺土塔』(通称:土塔)っていうみためは瓦びっしりのピラミッドのような塔があるんです。
土製の塔ってことらしいが、大昔、行基が大野寺っていう寺と一緒に建てたらしい。「土塔町」っていう町の名前にもなっているくらいなので、たぶん重要な史跡なのだろう。
詳しいことは知らんが、とりあえず写真を撮ってきたのお見せします。
土塔のようす
土塔はかなりデカいし、全方位が瓦(かわら)でびっしりと覆われているという異様な姿をしているのですぐにわかるかと思う。上の写真の右側に写ってますね。
ちなみに土塔町公園は普通の公園なので、横では子供たちがグラウンドで元気に遊んでました。
土塔(大野寺土塔)
これが土塔(どとう)っていう土製の塔です。もちろん復元したやつ。
実は上空から見ると正方形のような形をしてます。大きさは一辺が50mくらいはあるんじゃなかろうか・・・かなりデカかったです。
近くで見ると、瓦が敷き詰められているのがよくわかる↓
けっこう複雑ですな。ずっと眺めていると酔ってくる。
塔への入口もあったが封鎖されていた。
土塔のジオラマみたいなのがあった。
土塔のジオラマ的な何かがあった。
頂上には寺っぽい建物がある。まあ見た目はあれだが、いちおう塔ですからね。
使った瓦の数は6000枚。文字を記した瓦が1300枚。瓦には行基と一緒にこの土塔を建てた「知識(ちしき)」と呼ばれる人々の名を記したと考えられるとのことだ。
その他の史料とか
土塔の周辺には史料的なものがいくつか書かれていました。
上の写真の史料によると、土塔は一辺53.1m、高さ8.6m以上とのことだ。近所では瓦を焼いたとされる窯跡も2基見つかっているらしい。
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土塔の横の地面にはこのようなプレートが埋め込まれていた。『中世の溝跡』と書いてる。この溝跡から瓦が大量に出土したらしい。
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公園の端っこには、土塔の形をした碑もあった。なんだかちょっとお墓に似てる。
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以上が土塔町公園でした。
公園じたいは普通で、特に観光地ってわけでもないが、なかなか珍しい史跡だと思う。ぜひ興味がある方は訪れてみてはどうだろうか。
もちろん入園無料。しかし駐車場とかバイク置き場はないのでご注意を。自転車は公園内に乗り入れてもOKです。
『土塔町公園』の場所
グーグルマップ
https://goo.gl/maps/BprRvAMC2TS2
基本情報
名称:土塔町公園
開園時間:年中終日開園
料金:無料
最寄駅:深井駅(徒歩10~15分程度)
土塔町公園には駐車場やバイク置き場が無いので、電車で訪れることをオススメします。自転車は乗り入れ可能です。