国道2号線沿い、兵庫県尼崎市を走っていると『西大島市場』と『大和市場』という古びた市場が見えてくる。
なんだか中が気になったので、先日自転車で行ってきました。外からの見た目から「たぶんシャッター街だろうなぁ・・・」と思っていたら、やはり典型的なシャッター街でした。
(訪問日2017年10月31日)
尼崎市の国道2号線沿いから見える錆びたプレハブ看板。西大島市場
尼崎市内の国道2号線を何度も通ったことがある人なら見たことがあると思う。上の写真の茶色く錆びているプレハブの建物が『西大島市場』です。ちょうど県道42号線と国道2号線の交差点のところにあります。
公認 西大島市場
上の2枚の写真は9月に撮ったものだ。以前にも何度か前を通ったことがあるのだが、時間がなくて通り過ぎていた。今回は時間もあるし、せっかくだから少し立ち寄ってみるぞ。
自転車か徒歩でしか訪問できないようなところ。僕は自転車を押して入ってみることに。
西大島市場&大和市場の中に入る。
見渡す限りシャッターです。この市場は、南側が西大島市場という名前で、北側が大和市場という名前になっている。2つの市場が連結しているってわけだ。
ちなみに僕が訪問したこの日は、市場内のお店は一軒も開いていなかった。なんだかもう廃墟の一歩手前まできている状態だ。
今回訪れたのは10月31日。ちょうどハロウィンのときだ。しかし市場内の至るところに「春便り」と書いた飾りがある。もう春とは真逆の季節なのに・・・。
この市場は縦(北から南)に100mほどメイン通路があり、そこから横(西から東)に30mほどの細い通路が幾つも伸びているという、まるで魚の骨のような構造だ。
市場の外にある商店は一軒だけ開店していた。ちょうど商品の搬入をしていて、どうやらこの市場を搬入する際の通り道にしているようだ。市場の中よりも、外のほうが栄えているってのはコレ如何に・・・。
ショッピングを楽しもうにも、お店が何も開いていないのだからどうしようもない。フラフラと歩いていると、とうとう市場を縦断してしまった。
大和市場
さっきも言ったが北側は大和市場となっている。入口横のタバコ屋は普通に開いていた。
うん・・・寂れすぎて、ほんとうにシャッター以外なにもない市場でした。個人的にはこういった古い市場や商店街は栄えてほしいと思っているが、そこはやはり時代の流れには逆らえないのだろう。
入口(搬入口)は複数ある。
市場の周りは古い民家で囲まれてはいるが、出入り口は複数存在しています。
付近の商店の商品搬入口としても使用されているようです。こういった昭和チックな看板は割と好きです。阪神クレジットって書いてる。
先が暗くて見えない。一応ここからも入れるぞ。
おそらく現在の消防法に引っかかりそうな建築も貴重。以前、兵庫県明石市の大蔵市場というところが大火災により全焼してしまったが、それもシャッターだらけの古い建築ばかりだったゆえ、消火が非常に困難だったようだ。ここもスプリンクラー設備が必要だと思う。
この日僕が訪れたときは、偶然お店が閉まっていただけなのかもしれんが、興味がある方はぜひ訪れてみてはどうでしょうか。危ないので、自転車は押して入りましょうね。
『西大島市場』&『大和市場』の場所
グーグルマップ