日本の陶磁器は種類が多すぎて違いがまったく分からない・・・。
というわけで先日、大阪府大阪市中央区の久太郎町(きゅうたろうまち)という場所に辿り着いたんだ。そして、わけもわからずフラフラ~とチャリで走っていたらとある珍しそうな神社を見つけてしまったのです。
火防陶器神社(ひぶせとうきじんじゃ)こと、坐摩神社(いかすりじんじゃ)というらしい。
日本の伝統工芸である瀬戸物で造られたカッチョイイ燈籠などがあったので、お見せしておく!
(毎度のことながら、僕は神様云々に関してはド素人なので、そのへんのことは当記事では語りません)
それぞれ違う焼き物の燈籠がある。
ここが陶器神社こと坐摩神社(いかすりじんじゃ)だ。最初、漢字が難しすぎてなんて読むのか全然わからんかった。
後から知ったんだが、坐摩神社のHPによると『ざまじんじゃ』とも呼ばれているみたいだ。
ガチで伝統工芸には疎い僕ですが、とりあえず参拝してみることに・・・。
赤い小さな拝殿があった。意外とここの神社は有名なのか、けっこう参拝客がいました。スーツ姿の方や、大阪観光しているっぽい集団なども。
参拝した後は、少し辺りを探索してみる。
まずすぐに目についたのがコレです。こちらにも拝殿があるが、その両サイドにある燈籠(とうろう)だ。
なんだろう・・・めっちゃカッコイイ。
有田焼で造られたであろう燈籠。光沢のある白に細やかで複雑な深い青の模様がよく映えてる。
壁には皿バージョンもある。皿にはなにか文字が書いてあった。
ほかにも違った燈籠などが並んでいました。
さっきのとは違い、白一色のいかにも焼き物!って感じの燈籠。たぶんこれも有名な日本の陶磁器なのだろうが、まったくわからん。神社特有の太陽みたいなマークがあるね。
もう一つ違う種類の燈籠を見つけた。こっちには月のマークがあるな。
さきほどの白い燈籠と比べると少し色が濁ってますね。なんだかこっちのほうが頑丈そうな気がする。知らんけど。
神社の燈籠といえば普通は石で造られたものや金属製のものが一般的だと思う。焼き物の燈籠ってのはなかなか珍しいのではないだろうか。こういうのってメッチャ高価なので誤って触れてしまい、割ってしまうと路頭に迷う人生になっちゃいそうなので、そそくさと燈籠を後にすることに。
狛犬も一味違う。
燈籠があった道を抜けると、上の写真のような場所に出た。
なんの神様が奉られておられるのかは知らない。とりま、僕の興味を引くものは何か無いものかと探索してみた。
興味を引くもの・・・あった。
茶色い狛犬
これも日本の有名陶器で造られているのだろう。逆光でよく見えないかもしれないが、茶色くて、やや光沢のある狛犬です。茶色いから巨大なミニチュアダックスフンドみたいになってるな。普通の石の狛犬よりもスタイリッシュで気品がある。
『せともの町』の歴史
当記事冒頭で説明したが、神社があるので大阪市中央区の久太郎町(きゅうたろうまち)という地域。まるで某オバケのような、ちょっと変わった名前の地域だが、どうやらこのあたり一帯は『せともの町』とも言うみたいだ。
こんな看板があった。↓
看板によると、現在の江戸堀から新町までが瀬戸物町というらしい。昔、ここら辺の商品たちが伊万里焼を販売しだし、そして尾張産の陶器、瀬戸物も扱い始めて陶磁器商が急成長したから瀬戸物町ってわけらしいぞ。
後継者不足などにより日本の伝統工芸が廃れていっているこのご時世。僕のように陶磁器への関心が薄れている人が多いと思うが、それでもやはり焼き物文化は残り続けてほしいと思った今日この頃。
『摂津国一之宮 坐摩神社』(火防陶器神社)の場所
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