閉鎖後のミナイチビル↑
ここは兵庫県神戸市兵庫区。湊川の商店街にそびえたつミナイチビルなんですが、2019年3月末に閉鎖したので、ビル全体が白い壁と足場で覆われていました。
ミナイチビルは神戸市松本住宅っていう市営住宅と市場が一体化している巨大ビルなんですが、かなり老朽化しているということで建て替え閉鎖することとなった。まあ、建て替えるだけなので、いつかまた復活すると思うのですがね。
そんなミナイチビルの閉鎖後の様子と、閉鎖前の様子をみてみよう。
(撮影日 閉鎖後2019年11月 閉鎖前2019年3月)
閉鎖後の様子
閉鎖した後の様子から。撮影日は2019年11月です。東山商店街でサキイカを買いに行ったときに、ついでにミナイチビル周辺も探索してみたんだ。
そしてここはミナイチビルの西側の歩道。
以前はここら辺には2階へ上がる階段などがあったが、いまは白い壁で覆われている。
地下道に降りた。地下道からの入口だった場所ですが、シャッターが閉まっているため入れない。
平成31年3月31日に営業終了。出入口を閉鎖した。
こちらも地下道からの入口だった場所。もちろんこちらもシャッターは閉まっている。
ビルに隣接する商店街の様子。写真右側の白い壁が、元ミナイチビルです。白い壁が道幅を狭くしているが、隣の商店街のほうは普通に営業しているので、この日も繁盛していたぞ。
閉鎖後のミナイチビルの入口は、シャッター或いは、白い壁によって封鎖されていました。
現在、日本各地でビルや公共インフラの造り替えラッシュが起きている。このビルも約50年間頑張ってくれたわけだし、ちょっと悲しいけど、これは仕方のないことなのかもしれないな。
まあしかし、単純に老朽化での建て替えなので、また新しく別の施設として復活はすると思うので、期待して待ちましょう。
閉鎖前の様子
ここからは閉鎖する前の様子。2019年3月です。
こちらはビルの西側の歩道です。写真右側がミナイチビル(神戸市松本住宅)ですが、もちろん白い壁なんてものは無い。
1970年から商業施設(市場)と市営住宅として頑張ってくれていた。そのため、めっちゃ古い感じのする案内図がある。
この案内図を見る限り、ミナイチビルと合体している神戸市松本住宅は3階~10階までとなっているみたい。1階と2階、そして地下は市場となっている。
さっそく地下道に行ってみた。この地下道は閉鎖後もそのまま残っているぞ。
ボロボロになっている扉。
この日は野球カステラを買いに湊川公園周辺を訪れたのですが、ついでに閉鎖される前に見納めておこうと思ってミナイチビルにも寄ってみたんだ。
こういったレトロな雰囲気の場所は好きです。案内板がまさに昭和っぽい。
階段の手すりは錆びていて、全体的に薄汚れている光景は、歴戦の勇者感がある。
閉鎖まで1か月をきっているけど、営業しているお店はある。
そして移転や、閉業してしまったお店もある。移転はともかく、閉業はちょっと寂しい気持ちになるね。
古いビルですが、エレベーターはある。ベビーカーは昔は乳母車(うばぐるま)って呼ばれていたみたいですが、エレベーター(昇降機)は昔からエレベーターって呼んでたんやな。
うまそうなメシのサンプルが並んでる。どれも家庭的な料理で旨そうや。
飲食店はけっこうあったみたい。
男子便所。湿気のせいなのか、天井の腐食がかなり進行していた。わりと老朽化は限界のところまできていたのかもしれないな。
そして男子便所の貼り紙がえらいことになってた。こういうラキガキ、わりと好きです。「人生はふりかえるな」・・・タキモトって誰やねん。
現在は白い壁で覆われて入れないようになってますが、1階にやってきた。ここもほとんど移転していた。
1階は、閉鎖間近だけど、けっこうお客さんが来ていたぞ。
一度、市場の外に出て、ミナイチビルの2階へ続く階段をあがってみた。
2階は基本的に、市場の商店や企業の事務所としての利用が多いため、お客さんは全然いないです。廊下には引っ越し準備なのか、段ボールがたくさん置かれてた。
ミナイチビルこと神戸市松本住宅・・・・・・昔の風景を残したままのレトロなビルでした。現在、建て替えのために工事の方々が頑張ってくださっているので、今後生まれ変わるのか楽しみだ。