リングの貞子って実はめっちゃ美人じゃないのだろうかと思う。色白で黒髪ロング、もしマジで美人ならぜひ僕のテレビから出てきてほしい!
どーもこんにちは! シマ(@taisukedouga)です!
まあ貞子云々は別にどうでもよくて、実は僕のパソコンの写真データを整理しているときに、今年(2017年)の3月ごろの写真がいろいろと放置されていることに気がつきまして、今日はその中から出てきた写真をお見せします。
兵庫県神戸市の東灘区の北側に位置する金鳥山の中腹(通称:保久良山)。
すなわち保久良神社にいくまでの途中なんですが、『保久良夢ひろば』という開けた場所があるので、そこへ訪れた時のことです。 この夢ひろばという場所は、いまでこそ何もない普通の広場なのですが、昔は立派なお屋敷(邸宅)が建っていたようで、いまでもその屋敷の名残りとなるものが多数確認できるのです。
神戸の廃墟といえばマヤカン(摩耶観光ホテル)が有名だが、あそこは警備が厳重だし入ると不法侵入になる場所だ。しかし、この夢ひろばの場合は完全に解体された廃墟で、いまではハイカーの憩いの場となっている場所なので探訪OKなのだ! ぜひ廃墟マニアにも来てほしい。
お屋敷の情報がほぼまったく見つからず、お屋敷がどんな外観をしていのかとかは全然想像できませんが、夢広場の広さ的にかなり大きな建物だったことは明白なので、いろいろと名残りを探してみたぜっ!! ====
夏はイノシシに注意せよっ!保久良夢ひろば
保久良夢ひろばは阪急岡本駅からひたすら北へ坂道を登って行ったさきにあります。
途中、天上公園っていう小さな公園を通り抜け、山道に入ります。 このような山道が続きます。
もうこの山道を登っている最中に屋敷の名残りである石垣とかはいくつか見受けられます。いや、そもそもこの道じたいが屋敷の名残りなんだろうけどね。こんな山に舗装路があるには不自然だからな。
そうして到着しました。
なぜか写真がぶれてる。このような案内板があるので、山で道に迷うことはあまりないと思います。安心安全がモットーな保久良山でしたとさ。
お? なんかこんなポスターがあるぞ↓
後でも説明するが、夢ひろばは基本的に何もない広場です。自然の中で自由に遊具をつくり、自由に遊ぶ場なのです。自然との共存を主な目的としているのだろうな。文明が発達した現代では重宝せざるを得ない広場ですな。
というわけで、この奥にその保久良夢ひろばはあります。
この橋もお屋敷の一部だったのでしょう。頑丈そうな石橋です。
一年前よりもキレイになっている夢ひろば。
たぶん管理している人が新しく看板とか作ってくれているのだろう。 ペンキとか新しく塗られたっぽい。
火気厳禁。ここで火を使うと山火事になっちゃうね。
どうでしょうか。これが夢ひろばです。見事なまでに何もないが、それがこの広場の強みなのです。
ちなみに夏はここにイノシシがよく出没するので気を付けてください。条例違反になるから決してエサは与えちゃダメよ~。
おっと、ここで古い立て札を発見したぞ。
もう文字が剥がれ落ちていて分かりにくいが、「ほくらゆめひろば」って書いているのだと思う。たぶん。
この保久良山周辺では野鳥もけっこう見れるみたいで、気には鳥用の家みたいなものが吊ってあります。
いろんな種類の野鳥がいるな。バードウォッチングが趣味な人にもオススメなスポットですな。
おっと、僕も野鳥見つけました。
うん、ハトですね。すんません。
そんなわけで夢ひろばに関してはこんな感じで、ほんとにThe広場ってかんじの場所となっております。 さて、次は当記事の主題であるお屋敷(邸宅)の廃墟跡を探しましょう!
お屋敷(邸宅)廃墟の名残りを探る!
まずあたり一面にこのような不自然なまでに岩がころがってますね。
お屋敷は1995年の阪神淡路大震災で崩壊してしまったらしく、そのあと廃墟として放置しておくのはもったいないということで解体撤去し、夢ひろばとして再活用し始めたらしいな。
しかし1995年まで建っていたということは当時のお屋敷の姿をしっている人も結構いそうですね。一応僕も生まれてるし・・・・・・まだ2歳だけど。
石の地面。
やべーな、間違いなくどこかの大富豪が建てたのだろうが、なぜお金持ちって無駄に石を敷き詰めたがるんだろうな。山の景観を壊さないための配慮なのかな・・・・・・。
こっちには石垣と階段があります。
いろんな場所にこの石垣があるが、そうとうデカい屋敷だったのだろうね。そして立派だ。まるで日本のお城みたいな石垣。
そしてこれもまた立派な石階段。
石垣やら階段やらがじゃっかん緑色に変色しているところが廃墟っぽさを醸し出しているな。ちょっと不気味さがあるが、逆にそれがいいのだ。
すっげー長い石垣。建物じたいはどこに建ってたのだろうな。
たぶんもっと深く草むらに入ってみればまだまだ石垣は見つかると思う。
広場のあちこちに無舗装の細道があるんだよ。
ちょっとだけ細道に入ってみたが、途中で草がボーボーに生えていて道が途切れたり、突然崖になっていたりでかなり危険だったので引き返したがね。
そういやさっき夢ひろばに入る前にみた橋もなかなか廃墟チックですよ。
石橋。おそらく当時はここは小川(下水路?)になっていて水が流れていたのでしょう。しかし今ではまったく流れてない。枯れ葉だらけです。
適当に探索し、歩いていると、なんだか高そうな石の地面を発見した。
やけに青い石で、キレイに研磨されていますね。大理石に似ているが、色的に多分違うと思う。
しかし完全に人工的に磨き抜かれた石なので、やっぱお高いのかな?
まるで歩きスマホでもしているかのように下を向きながら歩いていると、なんかの陶器の破片をみつけた。
これ、なんだと思います?
ハイカーの人たちが落としていったものなのか、それともお屋敷にあったモノなのかは不明。気持ち悪いから触らずに放置しておいた。
しっかりと探せばまだまだ不審なものがあるかもしれんが、最後に井戸を発見した。
四角い井戸とか初めてみたわ! さすがお金持ちの家。つーか井戸とかマジで時代を感じるね!
井戸の中が気になったので覗いてみた。
しかし、もう土とか枯れ葉で埋められてました。
もったいない、いまや井戸がつくれる山って貴重だろうに。 だがやはりハイキングに来た人が井戸に落ちちゃうと笑い事じゃ済まないので、やはり埋めてしまって正解だと思う。
・・・・・・・・・
・・・・・・と、まぁこんな感じでお屋敷の名残りはけっこうたくさん見受けられます。
どんなに大きな建物でも崩壊させてしまう阪神淡路大震災の威力はヤバいですね。マジで外観を一目見ておきたかった。
ここの廃墟が崩壊してから20年以上も経っているだけに、なかなか廃墟っぽさが濃くなって、もはや遺跡みたいになってきているが、なかなかの不思議空間で面白いです。
ぜひハイキングついでとか、この上にある保久良神社に行くついでにこのへんの様子も見てみてはいかがでしょうか。
イノシシとかには気を付けてくださいね~。
『保久良夢ひろば』の地図
グーグルマップ→https://goo.gl/maps/8xYfdFxigPA2
詳細・情報&『天上公園』の地図
・名称 保久良夢ひろば
・場所 保久良山の中腹(保久良神社の西側山道から少し下ったあたり)
・開放時間 年中常時開放
・最寄駅 阪急 岡本駅 (急激な坂道が続くので、徒歩15分~30分はかかると思います) (※岡本駅の西に流れる天上川に沿って北へ。岡本八幡神社から天上川の対岸にある「天上公園」の中を通り、東側の舗装路の山道を道なりに進むと到着します。)
※ひたすら急激な坂道なので水分補給を忘れずに!!
【天上公園の地図はこちら】 https://goo.gl/maps/aYsvveDmDh72