これは2020年7月の話。
ここは大阪府堺市堺区にある堺市都市緑化センターです。このセンターの敷地内最西端のほうに、緑の塔というつる性植物に覆われた塔があるんですが、そこに入ってみた。そんで、なんとな~く眺めてたら、大きなスズメバチの巣を見つけた。
(撮影日 2020年7月)
緑の塔に入る
こちらが緑の塔です。
堺市の代表的な公園である大仙公園のお隣、堺市都市緑化センターの敷地の最西端にあります。
近くから撮影。
金属製の塔に、緑色のつる性植物が大量に絡まっている。なんだか昔の甲子園のような姿をしてます。
とりあえず入ってみた。
余談ですが、僕はここの地元民なので、この緑の塔の存在はガキの頃から知っていたし、ここの道も何百回と通っていたわけです。なのにこの20数年間で一度もこの塔の中に入ったことがないという・・・・・・。いや~、地元だといつも身近にありすぎて、逆に行ったことがないって場所多いよねって話でございます。
中の風景はこんなかんじ。
周りが全て植物に覆われているので薄暗いですが、天井はないので太陽光が差し込んでちょいと幻想的な光景だった。これってプチ森林浴じゃね?って思ったが、ときどきハエが僕の顔面に特攻してくるので、あまり快適空間ではなかった。
スズメバチの巣を見つけた
いちど緑の塔を出て、外からじっくりと観察してみた。すると、植物の奥のほうに大きな茶色い塊を発見した。
木魚ではない、スズメバチの巣やね。けっこう古い巣なのか、中にハチは住んでいないっぽい。なので安全でございました。
実際に本物のスズメバチの巣を見るのは初めて。ちょうど指が入りそうな穴が開いてるし、まるでボウリング球のようだった。まぁ、これでボウリングなんてしようものなら速攻でガターですけどね。速攻で、側溝へ・・・・・・・・・寒っ。
(※ちなみに冒頭でも言ったように、これは2020年7月の話です。2021年現在、この巣はすでに無くなっていました)
緑の塔の説明看板
緑の塔
つる性植物は、一般的に生育の早いものが多く、からまるものがあればぐんぐん上に伸びてゆきます。その性質を利用してつくったのが、この高さ15mの緑の塔です。
当時は新しい試みで、塔が緑におおわれるのにどれくらいの年月を要するのかわかりませんでしたが、オープンから10年以上経過し、やっと緑の塔らしくなってきました。これからも、都市緑化センターのシンボルタワーとして見守って下さい。
(※上記下線部は「緑の塔」の説明看板の内容です)
説明看板によると、どうやらこの塔が設置された当初は植物に覆われていなかったらしい。設置から10年ほど経過して、ようやく今みたいなツルがフサフサ状態にまで辿り着くことができたようだ。堺市都市緑化センターができたのは昭和61年とのことなので、仮にそのときに緑の塔が設置されたのなら今年(令和3年時点)で約35年経過したということになる。
つる性植物の強い生命力の賜物ですな。僕もこの緑の塔のように、数十年後もフサフサでありたいものです。(個人的願望)