ここは大阪府堺市南区、『ハーベストの丘 農産物直売所 またきて菜』という道の駅です。堺市南区には「ハーベストの丘」という有料の農業公園があるのですが、ちょうど隣接するように道の駅があるんですよ。
堺市在住の筆者は、ハーベストの丘へは幼い頃に2度ほど訪れたことがありますが、こっちの道の駅は初めて訪れました。安いお値段で野菜など農産物を販売していたのですが、その中にツクシ(100円)も売っていましたので、買って食べてみました。
(撮影日 2021年3月)
ツクシの下処理
これが今回買ったツクシです。税込み100円でした。
さいきんはあまりツクシが生えているのは見かけないような気がしますが、田舎にいけばたくさん生えているのかも。あと、なにげにツクシを食べるのは20年ぶりくらいだったりします。久しぶりすぎてどんな味だったかまったく覚えてないわ。
まずは下処理をしよう。
どういうふうに下処理するのか分からなかったので、母に方法だけ教えてもらった。とりあえず茎の節目についているハカマ(ビラビラのやつ)を手で取り除いていくらしい。あと、理由は知らんが色が黒く変色しているやつも取り除いたほうがいいと言っていた。
ハカマ&変色を全部取り除きました。きれいさっぱりやな。
このハカマ取りですが、最初はものすごく面倒だったのですが、途中から精神が「無の境地」に至り、仏様になったような気分でした。もしも僕がパンチパーマだったら、ガチで仏様になっていたかもしれません。
(※筆者は無宗教です)
次はザルに移し、水でよく洗います。(水責め)
沸騰した湯で1~2分ほど茹でる。(釜茹で)
これが水責めと釜茹でから生還したツクシです。けっこう小っちゃくなりましたね。
これで下処理は完了なので、あとは好きなように調理するだけのようです。
ツクシを卵と炒めて食ってみる
僕が以前にツクシを食べたのは20年も昔のことで、まだホビット族のようにミニサイズなガキでしたよ。なのでツクシ料理なんてしたことがないです。・・・・・・そんなわけで、最も簡単そうな炒めものにして食ってみることにしました。
材料はツクシ・卵・めんつゆだけ。この3つをテキトーに混ぜて炒めるだけというカップ麺並みに簡単な料理。小学校の一番最初の調理実習で作るスクランブルエッグと同等の難易度・・・・・・つまり究極のドジっ子でない限り失敗することはないのよ!(完成後、床にぶっちゃけてしまった人なら知ってる)
ほんじゃあ、レッツ! スクランブル!!
完成。どやっ!!
まぁ、この程度の超絶簡単な料理で「どやっ!!」って粋がるのもどうかと思いますが、とりあえず無事に完成しました。ちなみに焼き加減は完全にテキトーです。
食ってみた。
食べてみました。
見た目はフニャフニャしてるのに食感はめっちゃシャキシャキしてて、あまりのギャップにちょっとビビった。ツクシじたいに味や匂いは全然なかったのですが、めんつゆが程よくしみ込んでいて旨かったです。もしかしたらめんつゆにツクシの味を打ち消されたのかもしれませんけどね。
また、頑張ってハカマを取り除いた甲斐あってか、口の中に余計な繊維質などが残らず、非常に食べやすかったです。ややモヤシに近いような気もしたが、モヤシよりはツクシのほうが好きかなぁ~。
・・・・・・・・・
・・・というわけで、ツクシの食レポでした。
環境や季節的な関係もあって都会では入手しにくいツクシですが、もしも入手できたなら、あなたもスクランブルってみてはどうでしょうか。