大阪府岸和田市へ行ったとき、ついでに蜻蛉池公園(とんぼいけこうえん)っていうデカい公園に寄ってみました。
じつは何度か訪れたことがあるはずなのですが、かなり久しぶりだったので公園内のことはあんまり覚えていませんでした。そんな中、人の多い場所を避けつつテキトーに探索していると、小山の頂上に古ぼけた展望台を見つけたので、景色を拝んでみました。
(撮影日 2020年3月)
宮殿廊下のハート
当記事は2020年3月頃の探訪記です。だんだんオリンピックの話題が沈静化し、ちょうどコロナ云々が、少しずつニュースで報じられるようになったぐらいで、まだけっこう屋内・屋外問わず、人の行き交いのある頃合いでした。
蜻蛉池公園には大型遊具のある広場があるのですが、そのあたりに人が多く密集していたので、怖いからなんとなく人の少ない場所ばかりを歩いていたら、カモが浮かんでる池に辿り着きました。よく見ると、カモがソーシャルディスタンス守ってね?
ひとしきりカモを眺めた後、近くの広場に宮殿みたいな廊下があるのを見つけた。
うん、なんとなくココは覚えているぞ。僕が小学生だった頃、友達とここでキャッチボールしたわ。友が投げたボール(やわらかゴム製)が知らん人の頭に直撃したことが記憶に残ってる。まぁ、被害者の方も、笑って許してくれたけど。
とりあえず、小学生の制球力を過信してはいけないという教訓が生まれた瞬間でしたね。
宮殿廊下の下には巨大なハートがあった。
昨今流行りのインスタ映えができそうな配置に、イスと机、そして後ろにビッグハートがあるのだ。まぁ、独りで徘徊している僕には関係のない話なんですがね。HAHAHA。
ちょっと不安な展望台
宮殿廊下から少し歩いた場所に、これまた全然人がいない広場を見つけた。そしてその奥には小山があり、階段を上った先には何か白い建造物がある。
そう、展望台です。
何度か来たことあるはずなのに、全然覚えてないっ!
高いところを見ると、なんとなく登りたくなる。そんな気持ちになりませんか。
階段の途中、北海道の牛みたいな色をした猫がいた。
かなり人に馴れていて、カメラを向けると転がり始めた。そして、この謎のポーズが可愛かった。
そんなこんなで展望台に着いた。
なんとなく怪しい雰囲気をまとっているように感じるのは僕だけでしょうか。たいへん失礼な話ですが、廃遊園地とかにこんなカラーリングのアトラクションありそうですよね。
全体的にかなり老朽化しててちょっと不安だったけど、とりあえず頂上まで行ってみた。
眺望はそこそこいいような気がする。
だけどビュービューと風が吹き抜けるたびに、展望台がブルブルと震えるのはちょっと怖かった。僕の心もブルブルですよ。
手すりにロープが巻かれているのも、地味に恐怖心を煽る。このロープは何の意味があるのだろうか。
ふと後ろを振り向くと、展望台の頂上には別のルートがあった。こっちから降りてみよう。
変色した木の板の道を歩く。もしここで床が抜けたら草むらの中へ垂直落下ですな。どことなく、吊り橋を渡っているような気分になる道ですが、無事、なにごともなく展望台を脱出することができました。
やや昔風なカラーリングや錆び具合・・・・・・けっこうな歴史がありそうな展望台でしたが、これも補修補修で大切にされているからこそのキズアトなのでしょう。
次に蜻蛉池公園を訪れるときも、この展望台を登ってやりたい・・・・・・そう思わせるような、妙な魔力のある展望台でした。