新品種のアケビの皮↑
・・・というわけで、先日、大阪府の河南町(かなんちょう)にある「道の駅かなん」にて新品種のアケビを買って中身を食べたわけですが、当然のことながら中身を食えば皮が残るわけなんですよ。
ただそんなとき、「アケビの皮は食える」という話を思い出し、いったいどんな味がするのか自分の舌で確かめてみたくなったんだ。なのでひとまず味見ということで、アケビの皮を素揚げにして食ってみることにした。
(撮影日 2020年10月)
アケビの皮を素揚げにする!
アケビの皮は食ったことがないので、僕にとっては未知の食材です。
ガッツリと食いたいわけじゃなく、ひとまずどんな味がするのか自分の舌で確かめてみたいという欲求なので、皮を2枚だけ使うことにした。
まずは沸騰したお湯(塩入り)で数分間茹でてアク抜きの準備。
パカっと開いた皮が、灼熱地獄で悲鳴をあげているように見えてきた・・・・・・。しかし僕にはアケビの皮に拷問をするような特殊性癖はない。あくまでこれは「調理」です。
さらにアクを抜くために、水に浸して一晩冷蔵庫に放置しておく。
次の日↓
水の色が麦茶っぽくなっていた。皮からいいダシで出ているね。絶対に飲みたくないけど。
・・・・・・と、ここまでアク抜きを頑張っているが、これ、僕なりの素人の方法なので、おそらく正しいアク抜き方法ではないとだけ言っておく。もしも僕のマネをする場合は自己責任でお願いします。
アク抜きを終えたのはいいが、どうやって食べようかと少し悩んだ。
できればシンプルな調理がいい。このまま焼くか、それとも岡本信人氏(雑草を食う人)がよくやっているように素揚げにするかで迷ったが、結局は素揚げに決定した。いや、とりあえず油で揚げれば、たいていのモノは美味しくなるしぃ?
揚げやすいように切ってみた。どうせここで切るんなら、アク抜き前の時点で切っておいたほうが良かったような気がする。完全に工程ミスっすね(汗)
キッチンペーパーで水気をとり、油へ投入。ひっくり返したりしながら数分間、コロッケ職人の如く、ひたすら揚げ続けた。そして完成した。
実食
これが完成したアケビの皮(新品種)の素揚げです。見た目は焦げたフライドポテトに似てるような・・・。
さっそく食ってみたが、身は柔らかく、香りは無臭といったかんじ。しかし、あとからじわじわと苦み(渋み?)のようなものがくる。不味くはないが、旨くもない。いや、まぁ、アケビの皮って味噌などの濃い味付けで食べるのがセオリーらしいから当たり前か。やはりフライドポテト如く、ケチャップをどばどばで食うべきだったか・・・・・・もう遅いけど。
表面の薄皮が少し口の中に残るかんじがやや難儀でしたが、食材としては悪くないと思った。僕は苦いのがやや苦手ですが、人によってはこの苦みこそがクセになるかもしれません。
・・・・・・・・・
とりあえず今回は調味料なしの素揚げで食べましたが、もしも次に食べることがあるのなら、濃い味付けにして肉と一緒に食べようかな・・・と思った。ひとまず、アケビの皮の味を知ることができて、僕は満足です。