ここは大阪府大阪市天王寺区上本町にあるうえほんまちハイハイタウンです。地下1階~3階にかけて、飲食店を中心に様々な店舗がある大型商業ビルとなっています。
そんなハイハイタウンの地下1階には、超長いカウンター居酒屋天山閣ハイハイ横丁があったりします。カウンターの長さは約30mらしい。
また、駐輪場の横にはハイハイタウンの誕生記があり、このビルの歴史が書かれていました。
(撮影日 2020年6月)
超長いカウンター居酒屋 天山閣ハイハイ横丁
以前、植込みのメロディスイッチを探訪したときに上本町を訪れたのですが、そのときにもこのハイハイタウンには来たんですよ。だから今回で2度目の訪問ですな。
超長いカウンター居酒屋の場所も覚えている。入口を入ってすぐ、左側にある階段を降りるとすぐに見つけられるぞ。地下1階です。
ハイハイタウンの地下1階は飲食店がほとんど。
階段を降りて右に行くと、正面に「名物 ハイハイ横丁」と書かれた看板がありますね。そこが例の居酒屋です。
天山閣ハイハイ横丁
これが超長いカウンター居酒屋。ハイハイタウンの公式HPによると、カウンターの長さは約30mとのこと。
暖簾(のれん)にメニューが書かれているが、もちろんカウンターの壁のところにもメニューと料金は書かれていた。
居酒屋を通り過ぎた先は地下鉄となっていた。このままハイハイタウンの中を散策してみることにした。
1階。
1階には生活雑貨などのお店がある。ハイハイタウンは古いビルということもあり、どのお店も少し昭和チックな雰囲気を残していた。
中1階という、1階と地下1階の中間の階層があった。ちなみに看板に描かれているキャラクターは豆腐ではなく、ハイハイタウンのビルそのものをキャラクター化したものだと思われる。
中1階にも飲食店がある。食品サンプルが旨そうです。
飲食店だけじゃなくドラッグストアとかもありました。普段の生活で必要なものは、だいたいこのビル内の店舗で揃えることができそう。
上本町はオフィス街なので、こういった飲食店メインのビルがあるのは近辺のサラリーマンにとっては心強い存在かもしれないですね。
うえほんまちハイハイタウン 誕生記
ここはハイハイタウンの有料駐輪場。写真には写ってないけど、ホントはもう少しだけ駐輪スペースはある。しかし前回訪れたときもそうだったのですが、なかなか空きスペースがみつからなくて、自転車を置くのに苦労した。もしかしたら別の場所にも駐輪場があるのかも・・・・・・。
駐輪場の近くには真田幸村の勝利の碑とか建ってた。草がボーボーに生えているせいで、ぜんぜん目立っていなかった。
うえほんまちハイハイタウン 誕生記
誕生記なるものがあったのでちょっくら読んでみた。
昭和19年(太平洋戦争末期)、強制疎開によりこの地の家屋は強制撤去され廃墟化→→→生活苦の人々によって闇市化→→→地主から立ち退き勧告を受け、闇市を失い再び人々は路頭に迷う→→→この地での商い復活を望む人たちが地主と賃貸契約交渉→→→厳しい条件のもと賃貸契約成立、闇市を取り戻す。
月日は経ち、昭和44年に再開発事業としてビル建設計画を立案→→→昭和52年2月に建物(闇市)の解体→→→昭和53年4月にビル建設の工事始まる→→→昭和55年9月にハイハイタウン完成。
・・・・・・・・・内容が難しすぎるので簡潔にまとめてみたが、上記下線部がハイハイタウン誕生の背景らしい。もっと詳しく知りたい人は、ちょくせつ誕生記を読んでくださいね。
戦時中(昭和19年)から現在に至るまで、ずっとこの地の人々の生活を支えてきたハイハイタウン・・・・・・そしてまた、商売魂溢れる人々によって創られてきたハイハイタウン。
廃墟から闇市となり、最後は商業ビルとして今なお活躍し続けるその姿は逞しいものです。