ここは兵庫県西宮市の神呪寺(かんのうじ)です。甲山(かぶとやま)という標高300m級の山の中腹にあるお寺でして、いい眺望が見渡せる絶景スポットとして、以前当ブログでご紹介させていただきました。
そんな神呪寺の裏手の通路から、甲山の頂上へと続く階段(登山道)を発見したので、少しばかり頂上までプチ登山をしてみることにしました。
頂上には木々に囲まれた広々空間が広がっていて、澄んだ空気の中、まったりと過ごせる癒し空間でしたよ。とてもいい場所で気に入ったので、ご紹介します。
(撮影日 2018年12月)
神呪寺の裏手に登山道口がある
上の写真の東屋みたいなのは神呪寺の展望スペースにあたる場所です。西宮市の絶景スポットとしてかなりオススメの場所ですが、今回紹介する甲山頂上への登山道はこの後ろを振り向いたところにある。細い通路があるはずなので、そこを道なりに進んでいくのです。
細い通路を少し進むと、このような光景に。赤い鳥居が見えてくるはずです。
ここが神呪寺の裏手にある甲山頂上への登山です。
このような甲山園路案内図という地図看板があるので、すぐに分かると思う。
案内図を見る。現在地から出発する場合は、北へ進む道or東へ進む道の2パターンある。どっちを進んでも最終的には頂上に辿り着くので、好きな方を選んでいいと思うよ。
上の写真、左の道が北へ進む道。右の道が東へ進む道です。
とりあえず僕は北へ進む道を選択し、頂上に着いたら今度は東へ進む道から下山することにしました。それではいってみよ~!
約15分間のプチ登山
さっそく階段を上っていく。
ひたすら階段が続きます。・・・とはいえ、甲山は300mという低い山。しかも神呪寺という山の中腹からの出発ということもあり、頂上までは約15分で行けちゃいます。ゆっくり登っても20分~30分くらいかな。とにかく、つづら折りの階段道をただただ駆け上がるだけです。
頂上付近でひらけた場所に出る。ここからの景色は最高だった。山々と街並みを同時に眺められる。
ほどなくして目的地、甲山頂上に着いた。
甲山の頂上の風景
かな~り広い空間になってまして、真ん中には大きな丘みたいなのがあるのです。もちろんベンチが複数存在しているので、ここでお弁当タイムも余裕だ。
丘の上にいます。超広い。もしかしたら半径50m以上あるかもしれん。甲山の頂上は楕円形の丘(広場)ってことですな。
平和塔
謎の白い塔がある。
白い壁には絵が彫られているね。あれは女性の天使? いや、女神? ・・・とにかく、女性の絵が彫られているのが見える。
白い塔の詳細は隣に立っていた看板に書いてました。読んでみよう。
この平和塔は、平和を祈る心の象徴として女性達の手で昭和三十一年(一九五六年)、建立されました。
以来、甲山管理者の神呪寺・辰馬卯一郎市長をはじめ、歴代市長の庇護と西宮市連合婦人会により、維持されてきました。
塔の下には、水晶の玉や発願文・写経、塔に関する書類などが、平和塔建立の発案者である山縣富貴子氏らの手により納められています。
今後も西宮市のシンボルである甲山に建つ、世界平和を願った石塔が、いつ迄も大切にされることを願っています。
西宮市連合婦人会
(※上記、下線部は西宮市連合婦人会の平和塔看板の内容です)
どうやらこの白い塔は平和塔というものらしい。女性たちが建てたらしい。世界平和万歳。
平和塔のあたりで銅戈(どうか)が出土したらしい。タイムカプセルの如く、弥生時代の人が埋めたのかな。
二等三角点
二等三角点があった。
甲山の北緯・東経・標高などが記されている。6月3日は「測量の日」。
上の写真の下に写っている小さな石柱が三角点だと思う。じゃあ後ろにある瓦礫の山はなんなのだろう。
どうでもいいが、デカいブロッコリーみたいな木があった。
神呪寺へと下山した。
とりあえず頂上で昼メシ(おにぎり)だけ食って、神呪寺へと下山することにした。
帰るときは東側にある階段を下りる。
途中、このようなものがあった。この石塔は神呪寺のものかな。
分かれ道に着いた。どちらへ進むか選択できます。
迷いなく神呪寺の方向へ行く。
下りの階段は無くなったが、道がどんどん崖になっていった。ここでイノシシに攻撃されたら終わりですな。ちなみに僕は以前、崖を猛スピードで駆け上がるイノシシと衝突しかけたことがある。まさに猪突猛進って感じで走り抜けていきました。
・・・というわけで、頂上から十数分で神呪寺へ帰還。頂上で少しのんびりしたけど1時間くらいでプチ登山終了。
ちょっとした運動にもなるし、静かで良い所でした。神呪寺には駐車場があるから、車で手軽に行けちゃったりします。
興味があればぜひテッペン目指してれっつご~!
『神呪寺』の場所
『神呪寺駐車場』の場所