梅田の地下ダンジョンで方向感覚が狂う・・・。
大阪駅(梅田)近辺が地元のひとは地下ダンジョンを網羅しているってのはホントなのだろうか。そんなどうでもいいことを考えつつ、地下ダンジョンこと梅田地下街の換気及び、吸気をしているという塔を発見しました。梅田地下街換気塔(吸気塔)という。
どういう仕組みで空気を送っているのかは知らんが、梅田の換気塔は一風変わったデザインをしていることで有名。なんでも有名な日本の建築家、村野藤吾さんがデザインしたとか。
村野藤吾さんは1984年に亡くなってしまったみたいだが、いまもなお変わらぬ姿で梅田換気塔という芸術作品並みの建築物が残っているというのはかなりレアだと思うのよ。
アラスカの原生林の巨木のような・・・。1963年に完成!
梅田換気塔
調べてみたが、まず村野藤吾さんという建築家は佐賀県出身で、大阪を拠点に創作活動をしていた方らしい。建築家として、数々の大賞をとってたすげー人だ。
そして換気塔(吸気塔)というのは建物や地下施設の空気を換気したりする塔(装置)のことだ。ほとんどのものは無骨なナリをしているゆえなるべく目立たないようにされているのだが、この梅田換気塔はかなり芸術的なのでおもいっきり目立っている。
ここまで洗練されたデザインの換気塔は世界的にもかなり珍しいらしい。
アラスカの原生林をイメージして創られたらしく、巨木のような圧倒感と木のぬくもりに加え、金属製という無機質という木とは相反する材質ゆえに、なんだか近未来的な世界観を醸し出している。ちなみにこれが完成したのは1963年なので、いま(2017年)から約54年前の作品である。現在でも通用しているデザインだし、使用されているあたりがすげぇーよな。
世界的に有名な換気塔なので、大阪観光ついでにぜひ一度お目にかかってみてはどうでしょうか。
『梅田地下街換気塔』の場所
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