シマのブログ

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東灘区岡本の八幡谷。『謎の木魚の祠』と『崖に佇む道祖神』と『廃墟化した神社』を探訪【兵庫県神戸市東灘区】

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ここは兵庫県神戸市東灘区岡本になります。ちょうど八幡谷という登山道入り口の正面の道です。

この八幡谷の登山道を探索した際、道中に『謎の木魚の祠』『崖に佇む道祖神があったり、木造の『廃墟化した神社』を見つけたりと、なかなかに刺激的な探索となりました。

(撮影日 2019年11月)

 

 

 

八幡谷~木魚の祠

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八幡谷登山道の入口。

ちなみにこの日はとてもお天気がよく、ここに来る前にすぐ近くにある金鳥山っていう低山の展望所まで歩いてきたばかりです。なのでじゃっかん足が痛い。

 

 

 

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八幡谷の入口にはハイキングコースの案内図があるのでチェックしておきましょう。初心者向けのコースもあれば、ガチ勢のコースもあるらしいのですが、今回の僕はちょっと歩いてみるだけ。時間があれば、万全の装備でガチ勢コースにも挑んでみたいですね。

 

 

 

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それじゃあさっそく行ってみよう。左側に謎の石階段がありますが、立ち入り禁止なので行っちゃダメよ。たぶん個人邸宅とかにつながっているのだと思う。ちなみに右側は基本的に崖になっているので、わりと細心の注意を払いながら足を進めなければならない。

 

 

 

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100mほど歩いたら、山の岩肌がむき出しになっている空間に着いた。左側になにか人工物的なものがあったので調べてみることに。

 

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なんと岩でできた祠があった。

 

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なぜか祠の中には木魚が鎮座してはる。実物の木魚って初めてみたわ。ポンポンしてみたかったけど、残念ながらポンポンする棒みたいなのは無かった。

 

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ちなみに木魚の祠のお隣には「永光大神」と書かれた社があった。けっこう苔とかで変色してます。

 

 

 

崖に佇む道祖神がまるで門番のような光景

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特に木魚に興味がなかった僕は、その後も谷を進む。ここからようやく右側の崖に落下防止の手すりが設置されている。写真じゃわかりにくいけど、谷底までの高さは約15mくらいあって、高い場所だと40mくらいあると思う。落ちたらThe endだZ!!

 

 

 

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なぜか道祖神が佇んでいた。まるで門番のように。

右の道祖神は崖すれすれで、左の道祖神は右の道祖神を見詰めている。たぶん左の道祖神は、右の道祖神が谷底に落ちないようにサポートしているのでしょう。危ない橋を渡るときこそ仲間の助け合いが必要になるのがこのご時世。とりあえず読者の皆様はこの登山道を通るときは、僕のように1人で来るのはやめたほうがいいです。崖・・・落ちたら・・・マジで・・・終わる。こちらの道祖神様たちのように2人以上で通ることをおすすめします。

それにしても道祖神がいるってことは、昔はこの山奥に集落でもあったのだろうか。どうでもいいが、日本酒のようなものがお供えされているあたり、さっきの木魚とは待遇の差があからさまである。

 

 

 

廃墟化した木造の神社

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道祖神から10mほど先に進むと、謎の建物が見えてくる。

 

 

 

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テクテクと歩き近づいてみる。緑色の橋があり、渡れるようになっている。この一帯だけは谷底が浅く、崖から落ちても助かりそうだ。いや、落ちる気は毛頭ないけど。

 

 

 

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謎の建物はかなり古いようで、遠目でみても朽ち果てているのがわかる。この緑色の橋(金属製)も崩れないか心配なので、ゆっくり慎重に渡る。

 

 

 

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まあブログタイトルや冒頭でとっくにネタバレしてますが、これは廃墟となった神社ですね。なんの神社かはわからんけど。

 

 

 

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いちおう鈴を揺さぶってみたけど音はまったく鳴らなかった。鈴のロープからはカビが生えているので触らないほうがいいが、気づくのが遅かった。手が汚れちった。

 

 

 

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廃神社の内側も外側も荒れ放題な状態。しかし、ところどころ新しめのビニール紐で補修されている様子から、まったく人の訪問がないわけではないと見受けられる。バケツなどの掃除用具も比較的新しい感じです。

神社があるってことは、やはり昔は集落とかあったんじゃないだろうか・・・・・・そんな勝手な妄想が膨らむのは廃墟の魅力です。それと同時に朽ち果てるモノへの寂しさや悲しさもあるですがね。複雑な気分っす。

 

 

 

廃神社の中の様子

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ちょうど廃神社の横の窓に穴があったので、カメラでフラッシュ焚いて撮影してみました。

 

 

 

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見ての通り、中は外観以上に荒れており、かなり埃っぽい。お供えされている日本酒?も黒く濁っていた。建物倒壊の恐れもあるから、部屋の中には足を踏み入れられない状況ですね。

 

 

 

廃神社周辺の様子と滝

廃神社の周辺には様々なものがあった。

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これは井戸。もうとっくに枯れている状態でして、中には枯れ葉とゴミでいっぱいだ。金属製のフタを被せられている状態ですが、誰かが開けたのだろう。

 

 

 

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石碑。「昭和八年十一月二十四日」と彫られている。宗教的なことは全然わからないのですが、これは神社が建った記念によるものだろうか。

 

 

 

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廃神社の横手には10mほどの滝があった。なぜか滝の岩場には細いロープと小さなハシゴが設置されている。たぶん誰かが登ったのだろう。

滝の右側には細い石階段があって、その奥にはなにか石像のようなものがある。

 

 

 

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滝の階段の岩には「不動盤石心」の文字が。

 

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そして壊れた祠も。お地蔵さまがむき出しになっておられる。いい笑顔やな。

 

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滝の石階段をあがった先にある石像に近づいてみる。

 

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よく見ると不動明王が彫られていた。さっきの岩に書いてあった「不動盤石心」ってのはこのことだったのか。まさに不動盤石といった、いっさい揺るぎのない佇まいでした。

 

 

 

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来た道を戻る。

そんなわけで一通り廃神社周辺を探索した僕は、疲れてきたし、時間もあれなのでここで引き返すことにした。八幡谷の周辺にはいろいろ謎が多そうですね。また時間がとれれば本格的にハイキングコースを巡ってみたいです。

 

 

 

 『八幡谷ハイキングコースの入口』『東灘区岡本の道祖神』の場所

『八幡谷ハイキングコースの入口』の場所

https://goo.gl/maps/cvhofz8aAbiLrQvr7

 

 

 

『東灘区岡本の道祖神』の場所

https://goo.gl/maps/h4VEhtVmei7UVPjy8